Brave and Challenging ~勇猛果敢~


皆さん元気にお過ごしでしょうか。

Jリーグが中断し、暇で暇でしょうがない私ですが、このチームをより強くする為に少し戦術(というよりちょっとした意識改革)を考えましたので共有させていただきます。

 

①改めてこのチームの存在意義について

 

自分たちはプロを目指している訳でもなく、勝つために努力する訳でもなく、あくまでも「楽しむ」事をモットーにして集まっていると思います。

それを忘れてはいけないことを念頭に置き、「強制」「縛り」等はなるべくしたくないと思ってます。

ただ、せっかく時間を使って集まるのであれば勝ちたいよね、その為には少し頭使っていこうね(ここ大事!!笑 身体の限界は自分が良く知ってます)=皆で共通認識を持とうねっていうのが基本理念です。

これから少し戦術のような話をしていきますが、上記事項を踏まえて一読下さい。

 

②このチームの簡易分析

 

※客観的ではなく完全に主観です笑

 

■強み

・ポジティブトランジション 

→楽しみながらも勝ちたいという気持ちが身体を動かせている証拠です。理にかなっています。

ここは大きく伸ばしていきましょう。

 

■弱み

・ネガティブトランジション

→ここは致し方ないです。上記ポジトラの反対です。

・インテンシティが低い

→サッカーにおけるインテンシティとは「強度」であると自分は解釈してます。スピード、フィジカル、体力すべての強度です。ただ、ここを改善していくつもりはありません。ご安心を。笑

 

では、守備への切り替えも遅く、総合的な強度もない弱小チームがどう試合に勝つのか。

 

 

 

答えはないですが...

Jリーグ王者のマリノスでさえ、今年の開幕戦で敗北を喫しています。そのガンバ大阪の戦い方、リスクマネジメントの活かし方は真似できる部分があると思っています。

 

 

 

「Brave and Challenging ~勇猛果敢~」

 

タイトルがここで登場します。

これは2018年からマリノスが掲げたチームスローガンです。

どちらも形容詞で、「勇敢な」「挑戦的な」という意味です。

 

自分たちも勝てる絶対はない、勝てる可能性を高める為に新たな事にチャレンジしてみようというのが主旨です。

 

ただ、サッカーは複数の場面が存在します。 すべてのパターンを想定すること、そしてすべてに「縛り」「強制」をさせることは基本理念に反します。

 

今回改革にチャレンジするのは、

「敵陣エリアから始まる相手攻撃に対する守備」のみです。

 

例えば、相手キックオフ時、相手ゴールスロー開始時、相手陣内でのプレー再開時など。

 

今のところそれ以外はフリーです笑

 

 

③守備意識の統一化

 

③ー1

サッカーは当たり前ですけど、失点しなければ負けません。

自分たちの今までの守備は場当たり的な感じがしており、ここを改革出来れば攻撃のワンチャンス(ストライカーの田中くんに期待してます)で試合に勝つ可能性が高くなると思ってます。

 

要は、

 

「攻撃は今まで通り自由に。守備は約束事を決めて皆で守ろう」

 

 

ということです。

 

 

③ー2 「敵は端に追いやれ!」

 

では具体的ににどう守るのか。

基本的に「個」では勝てないので、「組織」で守ります。

まぁ日本らしいサッカーですね笑

 

基本フォーメーションは下記です。

 

石川PA(味方)=青

人の動き=点線

ボールの動き=実線

 

 

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今の守備の問題点としては、「どこで取りに行くのか」「前から行くの?え、行かないの?」「人につくの?スペース埋めるの?」等とはっきりしていない点です。

まずはここをはっきりと決めましょう。

 

 

 

1つ目は、「敵は端に追いやれ!!」作戦。

簡単に言うと、守備の重心を後ろに下げ(引いて守ります)、危険なスペース(真ん中)を人で埋め(数的有利な状況作り)、相手をサイドへ追いやります。

 

シーン①

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まずファーストディフェダーであるFWがボール保持者へ軽いプレッシャーを与えます。

この時に真ん中(危険なエリア)を切ります。

真ん中の2枚は絶対にこのスペースを埋めてください。

 

また、ボールサイドと逆のSBは中へ絞ります。

※危険なエリアで数的有利を作るため。

 

※真ん中のスペースが危険である理由は、「選択肢の多さ」です。真ん中でフリーにボールを持たれると失点に繋がるシュートの可能性、右、左と選択肢が多いです。シュートされた場合、味方選手に当たってゴールするっていうのもソサイチなら可能性高くなりますよね。

(よく松木安太郎がシュートをしないと始まらないと連呼してますが...笑)

対して、サイドを突破された場合、今までの経験を思い返して見てください。

クロスが雑、キーパーがキャッチ、ディフェンダーに当たる等と結果的に守れている場面が多くないですか?

 

そうです。それがリスクマネジメントなのです。

 

シーン②

(シーン①から反対のCBが幅を取り、そこへパスを出された場合)

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 ボールを受けたCBは前にスペースがあるのでボールを運びます。

恐らく味方FWはプレスに間に合わないので、CHがプレッシャーを与えます。

その際に、真ん中を切り、サイドへパスを出すよう追い出すことが重要です。

 

ちなみに、相手CB間の距離が短い程こちらは楽になります。 その場合、味方FWが完全にプレスに行くことなく、真ん中を切り、後ろは数的有利な陣形が整えられます。

 

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シーン③

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サイドへパスが入った場合、SBがプレスをします。右CHはすぐ後ろののスペースを埋め、CBはカバーのためにも少しスライド、逆SBは完全に中へ絞って下さい。

逆の相手SHは、見捨ててOKです。 ただ、GKがファーサイドへ相手がいることをしっかり認識することが重要です。

 

 

シーン④相手SHがサイド深くまで突破してきた場合

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最終的にゴール前で数的有利(この場合は、味方3-相手2)の状況を作ります。

もし仮に味方SBが突破された場合には、CBがカバーリングをしますが、それでもゴール前は同数となります。

 

結果、冒頭に説明したように、クロスが雑になってしまう場合や味方DFにあたって防ぎ切れるのではないでしょうか。

もちろん失点する場合もあるとは思いますが、可能性は低く出来ると思います。

 

 

逆サイドへサイドチェンジされたらどうするの?

 

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その疑問が浮かぶのも当然です。フリーなのですから。その時はスライドします。当然また逆サイドはフリーになります。

たた、これにも狙いがちゃんとあります。

自分たちが長いボールを蹴ることを思い出して下さい。想像では上手くパス出せましたか?

 

自分たちのレベルだと相手に引っかかる可能性が大いにあるんです。

もし、サイドチェンジのボールを奪えたのなら、それはチャンスにもなりますよね。しかも数的有利&得意のトランジションで!

 長いボールを蹴らせるのも一つの狙いです。

 

 

 

まとめると(約束事)

■敵をサイドへ追いやる。真ん中を優先的に切る。

■真ん中のスペースを人で埋める(数的有利を意識する)

■相手に長いボールを蹴らせる

 

 

 

 

③ー2「同数守備で相手を嫌がらせろ!!」

 

2つ目は、「同数守備」

これは負けている時に実践します。

文字通り、相手と同数で守る、つまりマンマークです。

 

 

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相手はパスコースがなくなり、ドリブルで仕掛ける、キーパーへ戻すしかなくなります。

ソサイチだとキーパーへ戻すチームがあまりないように思えますが...

 

この守備、かなりリスキーであることは分かりますか?

一人がかわされてしまった時、数的不利かつマークのスライドが恐らく曖昧になります。

ただ、ボールを奪えた場合は、マークについて残っていた前線の人に繋げるチャンスにもなります。

負けている時こそ、こんなオプションがあっても良いと思います。

 

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余談ですが、vsマリノスでガンバが施してきた作戦がこれです。

ボール保持者には軽いプレッシャーで中を切る、他前線選手が同数になるようマークをつける、SBやCHにボールが入った瞬間に複数プレス。

宮本恒靖に乾杯です。ただ、走れる選手が揃うガンバだからこその作戦であり、他のチームはリスク背負って戦えるかという意味を含めて真似出来ないと思いますけどね笑

 

 

 

④まとめ 

 

最後にもう一度言います。

 

「Brave and Challenging ~勇猛果敢~」

 

チャレンジです。個々ではなく、組織で挑戦しましょう。

 

長ったらしく書きましたが、あくまでも一案に過ぎません。これからどうアレンジしていくのか、新しいことにチャレンジするのか、皆で決めて行きたいです。

いや、決めずに自由にやるのもありだと思います。

 

まずは3月28日、久しぶりのソサイチ楽しみましょう!!!